English Study Support

公立小・中・高で英語を教え、イギリス大学院でMA TESOLを修了した現役英語教師が、英語学習を頑張る多くの日本人のためにちょっとでもお手伝いがしたいなあと思って始めたブログ。

留学を成功させるために考えておくべきこと

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留学したい!と思ったらまず読んでほしいブログ

 

なぜ留学?

近年、学生も社会人も、留学に行く日本人の数は年々増加しています。グローバル化が叫ばれ、留学に関する情報や制度も年々整備・拡張されていっています。これから留学したい!と考えている方も増えているのではないでしょうか。

ではなぜ留学したいのでしょうか?正直、英語を鍛えたいのであれば、日本国内にいても英語を勉強することは可能だし、英語を第一言語とする方からレッスンを受けることも可能です。なぜ高いお金を払ってまで留学に行きたいのでしょうか。留学への意志を固める前に、留学する目的について、是非改めて考えてみましょう。

 

 

英語を学びたい、視野を広げたい、では不十分。

 留学にいこうとしている方に「なぜ留学したいのですか」と聞くと、「英語を学びたいから」「自分の視野を広げたいから」という答えが良く返ってきます。確かにその通りだとは思いますが、少し漠然とし過ぎていて、それだけでは物足りません。ではどのような考えを持っておくべきなのでしょうか。

 

英語は出来て当たり前

 英語を学びたいという方は、将来英語を使った職業に就きたいと考えているのかと思います。しかし、無数にある職業の中で、グローバルに活躍したい、英語を使って仕事がしたいと考えているのであれば、「英語は出来て当たり前」という感覚を持ってほしいと思います。あなたが苦労して英語を仕事で使えるレベルまで習得しても、残念ながらすでに英語が使える人材は五万といます。「英語が使える」ということは長所の一つにはなりますが、グローバルに働く意味での武器にはなりません。企業側はすでに英語ができる人材を雇えば良いのですから。残念ながら、「英語が出来る」ということが今後自分自身の市場価値を大幅に高めてくれるということはなくなってくるのではないかと思います。

 

英語+αの価値を付けていく

 では自分の市場価値を高めるためには、またグローバルな働き方をするためには何が必要なのでしょうか。それは「英語 + α」の価値を付けていく、つまり「英語を使って何をすることが出来るか」という、できることの足し算の発想を持つことだと思います。「英語 + プログラミングの知識がある」「英語 + マーケティングの知識がある」「英語 + スポーツ科学の知識がある」何でも良いですが、「英語を使って何が出来るのか」を明確にしていくこと、英語の他に得意分野を持つことが重要になっていきます。私の場合でも、「英検1級を持っているレベルの教師」はそこそこいるかと思いますが、「MA TESOLを修得している」という価値が加わることで、中々レアな教員の立ち位置を得ることが出来ています。

 

 

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留学を考えていく上で

 今後の時代では、良い大学に入って良い企業に就くことが正解ではなくなっていくと考えられます。誰にでもできるような仕事は益々AIやロボットに代替され、「あなたは何ができるのか」という独自性や個の力が重要になってきます。自分で切り開いていかなくてはいけなく、これまでで一番難しい時代かもしれませんし、一番ワクワクする時代なのかもしれません。

 そんな中で、留学をしたいと考えることは大変良いことだと思いますし、より多くの日本人が留学を経験するべきだと思いますが、「英語を学ぶ」「視野を広げる」という意識だけでは物足りないのだという感覚を是非持ってほしいです。ただ留学に行けばいいのではなく、大学や大学院であれば「何を英語で学ぶのか」、語学学校であれば、「英語を使って何ができるようになりたいのか、何を試したいのか」といったことを考える必要があります。「英語で何がしたいのか」を予め考えることで、留学の方向性が定まったり、イメージが付きやすくなり、その結果、留学が成功することに繋がると思います。より多くの日本人がそれぞれの留学を成功させて独自性・個の力を高めていったら、益々面白い社会になると思います。まずは留学の目的についてしっかり考え、そして大きな一歩を踏み出しましょう!