English Study Support

公立小・中・高で英語を教え、イギリス大学院でMA TESOLを修了した現役英語教師が、英語学習を頑張る多くの日本人のためにちょっとでもお手伝いがしたいなあと思って始めたブログ。

音読のメリット

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音読ってやっぱり効果あるの?どのようにやったらいいの?

 

「効率よく、実際に使える英語を身に付けるためにはどう勉強したらよいのか、、、」

 

英語を学習する誰もが抱くそんな疑問への、一つの答えが「音読」です!!

実際、効果的な音読を積み重ねていくことで、その場で使える英語力が格段にアップしていくように思います。今回はそんな音読の仕方を紹介したいと思います。

 

 

なぜ音読か

 まず、「英語を理解する」とはどういったことなのかを分析してみると、二つに分かれます。「目で見て分かる/分からない」「耳で聞いて分かる/分からない」の二つです。

例えば、「dog」という文字を見て、「犬」と分かれば、目で見て理解したことになります。同様に、「ドッグ」と聞いて、「犬」と認識できれば、耳で聞いて理解したことになります。英語が理解できるということは、目で見て分かり、耳で聞いて分かるという状態のことです。

読解問題ばかりをやって、文字から意味は理解出来ても、発音が分からなければ使えませんし、ネイティブから言葉を学んで発音できても、その文字のスペルを知っていて、目で見て理解が出来ないと、本当に理解したことにはなりません。

つまり、実際に使える英語を習得していくためには、「音・文字・意味」を三位一体で学んでいくことが必要となります。

そこで、その三つの要素を効率よくトレーニングしていく方法が、「音読」なのです。

 音読をするためには、「文字」を見て、「音」を発しなければならないですし、「意味」が掴めていなかったら、スムーズな音読をすることは出来ません。三つの要素をクリアしていかないと、そもそも音読が成立しないのです。

 音読が得意になってくると、英語のリズムをつかむこと、音のつながりをつかむことが出来るようになっていき、結果的にリスニング力も上がると言われています。また、繰り返し音読していくことで、咄嗟の時にパッとフレーズが口から出てくるようになります。

 

音読のトレーニングを継続して行うことは、実際に使える英語を効率よく習得していく近道になるでしょう。

 

何を音読すればいいのか

 初級者におすすめなのが、【絵本】です。桃太郎やアリとキリギリスなど、日本人に馴染みのある物語や昔話を、英語で音読してみましょう。絵が英文のヒントになりますし、絵と単語を結び付けて覚えていくことが出来ます。

 

 

 中級者におすすめなのは、ラダーシリーズやOxford Graded Readers などの【リーダー】です。同じように、物語の内容を知っているものが取り組みやすいです。語彙がレベル別に分かれているのもとても良いです。走れメロスや、星の王子様などがおススメです。

 

走れメロス Run, Melos, Run (ラダーシリーズ Level 1)

走れメロス Run, Melos, Run (ラダーシリーズ Level 1)

  • 作者:太宰 治
  • 発売日: 2005/11/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 
 そして、上級者におすすめなのが、【TEDトークBBCニュース】です。専門用語が多く登場するため、難易度は高いです。一度動画を見た後、スクリプトを見ながら音読の練習を繰り返していくとかなり力が付きます。KeynoteはTEDトークを集めて英語学習用に編集した学習本で、TEDトークの内容も面白いものばかりなので、個人的にものすごくおすすめです。BBCニュースをアプリで聞いて、家でスクリプトを確認しながら音読するのも良いです。

Keynote 1: Includes Keynote Online

Keynote 1: Includes Keynote Online

  • 作者:Bohlke, David
  • 発売日: 2016/08/22
  • メディア: ペーパーバック
 

 

Keynote 2: Workbook

Keynote 2: Workbook

  • 作者:Ted
  • 発売日: 2017/01/20
  • メディア: ペーパーバック
 

 

何を意識して音読すればいいのか

 まず、「意味を理解できているか」を意識しましょう。意味が理解できていないままやみくもに音読をしても効果はあまりありません。一度しっかりと読解をして、意味を抑えたうえで音読をしましょう。意味が分かっていれば、音読を繰り返すうちに、自然と文を区切る場所が感覚として分かってきます。
 また、「音のつながり」、「イントネーション」も意識しましょう。ネイティブのように音読できる必要はありませんが、まず音声をしっかりと聞き、真似をする所から始めましょう。音のつながりが分かってくるとリスニングにも活きてきますし、イントネーションを意識して、英語のリズム感に慣れていくことが大切です。

 

どれくらい音読すればいいのか

 自分で変化を感じるまでは繰り返し読み込みましょう。それは始めは10回かもしれないし、20回かもしれません。自分で読んでいる意味を理解し、音のつながりやイントネーションが自然になってくるまで粘り強く繰り返しましょう。1回、2回ではあまり効果なく、非常にもったいないです。間違いなく、同じ個所の音読を繰り返していくうちに、音読のスピードはあがり、音読に掛かる時間は短くなっていきます。始めに音読するものをスマホで録音してみて、変化を確かめるということもおすすめです。

 

音読を続けるとどうなるか

 音読の何よりも良いことは、コツが掴めてくれば、自分ひとりで英語力を鍛えていけることです。音声さえあれば、先生はいらないし、クラスメイトもいりません。もちろん音読で出来ることに限りはありますが、自分ひとりで延々と英語力を高めていくことが出来ます。

是非、音読の仕方をマスターし、効率よく、実際に使える英語を身に付けていきましょう!